うだうだと考える日記

読んだ本や観た映画、日々の雑事のあれこれ ネタバレはないはず。

愛と哀しみのボレロ

クロード・ルルーシュの「愛と哀しみのボレロ」をDVDで観た。
バレエ、音楽、戦争、戦後。1941年に始まり、1980年に終わる、40年にわたって人の生き死にを描写する大河ドラマ
フランスのユダヤ人演奏家夫妻は強制収容所に送られる汽車の中から赤ん坊を線路の上に捨て、夫は死に、妻は生き残る。
ポピュラーミュージックを指揮していたアメリカ男の妻は交通事故で死に、娘は歌手として成功する。
ナチスの前で演奏を褒められたドイツ人指揮者は戦後大指揮者となる。
夫を戦争で亡くしたロシア人のバレリーナは息子を舞踊家として育て上げ、その息子はフランスに亡命する。
敵兵と寝た女として丸刈りにしてさらし者になったフランス女は故郷で自殺し、その娘は美貌を生かして滝川クリステルみたいな感じのキャスターになる。
そして凱旋門広場でのチャリティー公演での大団円。


人生は繰り返し、同じような失敗を繰り返しながら、愛し、産み、老いていく。
円環構造を持つかのようなラヴェルボレロの調べに合わせ、輪廻を思わせる物語が転がっていく。登場人物が多く、皆顔が似ているのでわけがわからない大作。