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うだうだと考える日記

読んだ本や観た映画、日々の雑事のあれこれ ネタバレはないはず。

貴婦人と一角獣展

展覧会

大阪の国立国際美術館で「貴婦人と一角獣展」を見た。


「フランスの至宝」とかいって煽りまくってたタピスリー(タペストリーとは言わないのね)自体はふーんという感じだったんだけど(作品保護のためか照明も暗いし、さすがに古びてはいるしな)、高精細デジタル映像のプログラムが面白かった。きれいな映像で貴婦人の顔やユニコーンの姿や、描かれた動物たちの姿などを、6面分丁寧に見比べさせてくれるので、現物見るよりポイントがよく分かる。現物を見つつ、ユニコーンの尻尾が上がってたり下がってたりするよなあ、とか、猿がいるやつといないやつがある、とか、貴婦人の顔たまにめっちゃ怖いやん……とか、くだらないところが気になっていたんだけど、そのポイントを懇切丁寧にレビューしてくれるのだから、そりゃ面白いよね。

その後の展示でも、寓意の込められたモチーフの解説があったり、1500年当時の衣装や宝飾品が飾られていたり、観覧者の知的欲求(笑)をきれいになぞる親切設計。美術展を見たという充実感はないけれど、好奇心が満たされる展覧会設計が巧い。でもNHK特集を見てるようなものだといえばその通りで、それ以上のものではない。多分。