うだうだと考える日記

読んだ本や観た映画、日々の雑事のあれこれ ネタバレはないはず。

とあるコピーライターの物語

facebookに「コピーライターの目のつけどころ」という、以前から各方面からシェアなりなんなりされてきやすい偽善的なページがあって、私はその内容を目にするたびに「ケッ」という気持ちを抑えられなかったわけだが、本日もうっかり自分のタイムラインにながれてきたそのページの記述を目にしてしまい、そこに載せられていた「とあるコピーライターの物語」なる、フェースブック上の善良な市民の皆様に大変な感動を与えている自意識過剰な小説もどきの文章を読んでしまって胸くそが悪くなった。何でも「自分をコピーライターの道に進ませてくれたのは大学時代の恋人が自分の文章をほめてくれたおかげで、彼女は控えめな賢い美人で相思相愛だったんだけど、大学卒業後すぐに海外留学してしまって、そんなの待ってられるわけないからそのまま自然消滅して今は音信不通なんだけど、ありがとう、君のことは忘れないぜ(大意)」というような自慰的な物語で、このプロットってジブリの『風立ちぬ』の恋物語部分と全く同じではないかと思って戦慄した。こういうのが美しい物語として消費されるのかよ。美しい女は、恋人としてちょっとだけつきあってくれて、きれいな思い出だけを残したらすぐに目の前から消えてくれて、消えた後に「生きて」とか「文章を書いて」とかいって励ましてくれるのが一番だわ〜。ネタにもなるしね! ってか。この話に「いいね!」してる人2700人だよ。うへえ。自民党が勝つはずだ、と思った。