うだうだと考える日記

読んだ本や観た映画、日々の雑事のあれこれ ネタバレはないはず。

土の匂いの曲


Tchaikovsky-Violin Concerto in D Major op. 35 ...

 

夜明け前。土の中で、木陰で、草むらで、山で、野で、生命が首をもたげ、這い出し、ざわつき、うごめき、やがて夜が明け、大地は光に満ち、死の予感を内包した生の歓喜を、生を生きる主体であるさまざまな生命と、それを育む大地が呼応し合いながら歌い上げる生命賛歌、という趣きのチャイコフスキーのバイオリンコンチェルト。

感動的。日常的なのにドラマチック。もう最初から最後まで好き。土の匂いが濃い。夜が明けていく時間経過を感じる。何か分からないけど肯定の力を感じる。


ところで「土の匂い」というと、思い出すのがこの曲。NHKラジオの「昼のいこい」のテーマ。


「昼のいこい」のテーマ - YouTube



私が小さかったころ、母は和裁の内職をしていて、座り込んで針を動かす母の傍らのラジオからこの曲が流れてきたら、農村のお昼の始まりなのだ。というような記憶があるのだがどこまで本当のことだかよく分からない。が、母がこの曲を聴くたびに「ひなたの土の匂いがする」といっていたのは本当のことで、私の中ではチャイコフスキーのバイオリンコンチェルトと昼のいこいのテーマは同じジャンルだ。