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うだうだと考える日記

読んだ本や観た映画、日々の雑事のあれこれ ネタバレはないはず。

わたしのマーガレット展〜マーガレット・別冊マーガレット 少女まんがの半世紀〜

展覧会 漫画

阪急うめだ本店9F阪急うめだギャラリーで「わたしのマーガレット展〜マーガレット・別冊マーガレット 少女まんがの半世紀〜」を見てきた。以前、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されていたときに、まついなつきさんのnoteのレビューを読んで「こ、これは行きたい!」と震えたのだけれど、うまいぐあいに上京の予定も入らず、そうこうしていたら大阪に巡回してくれたのであった。ありがたや。

my-margaret.jp


しかし、実際に見てから改めて先のレビューを読むと、巡回展示は東京展示より縮小されてるくさいぞ! シアター前の原画展示なんてなかったし、執事コスプレの男性の案内なんてなかったし! といっても入場料も東京開催時は1,600円だったところが、大阪開催では800円になっていたりするので、致し方ありませんか。

ま、小4の娘を連れていったためにマイペースに見れないジレンマはあったものの、楽しめた。展覧会冒頭に、マーガレットに連載された歴代名作漫画の名シーンをつないで、名台詞とともに振り返るショートムービーが用意されているのだけど、これがまあ、歴代ヒロインたちの名場面=キス・キス・キスの嵐でさあ!!! うわー、改めてすごい世界観。しかしこれぞ私の青春なんですよっ! というわけで、落涙禁じ得ず。でもこれで泣くって、とてつもなく恥ずかしい!!! 

私は小学生時代に「なかよし」で育ち、中学生時代から「別冊マーガレット」に移行した派。とはいえ小学生時代は「エースを狙え」や「アタック№1」がアニメ放映されていた関係もあり、そのあたりの週マ系名作漫画は馴染み深い。この2作に影響されて、スポ根青春小説をノートに書きためたりしてたっけなあ、小学生の頃のあたし。

「なかよし」よりは「りぼん」、「別マ」よりは「花とゆめ」の方がコアな漫画が掲載されていたイメージがあり、私のような「なかよし」→「別マ」組は、漫画オタクになり得ない、ぬるいラブロマンス愛好者が中心だったように記憶する。
そして今回こういった展示を見ても、ほんとに〝少女まんがの王道〟感にあふれているわ。リアルタイムに漫画を読んでた頃は、まさかこんな風に振り返る時が来るとは思ってもなかったけれど。あーでも今の別マをチラ見しても「君に届け」とか「アオハライド」とか、本当にテイスト変わってないんだなあ~。なんかしんみりしちゃう。

71年生まれのあたしが別マを熱心に読んでいたのは、1980年代。くらもちふさこ(とにかく男子が異常にかっこよかった!)、いくえみ綾(ダメな色男を描かせたら右に出る者がいない)、聖千秋(謎の吉川晃司オシが記憶に残る。江戸ッ子式の気風の良さ)、槇村さとる(憧れのTOKYOシティライフを活写)、紡木たく(いわずとしれた『ホットロード』。個人的にはそれ以前のヤンキー系作品が好きだった。デビュー作から絵がすごく上手かった)……。
それぞれの原画などが掲出されていて、どれもよかったわ。特に紡木たくのカラー原画の美しさは出色だった。光の表現が繊細で。あと、「エースをねらえ」の原画もよかった。スポーツマンガらしく、テニスをプレーしているシーンのダイナミックな構図が秀逸なんだよなあ。迫力のある原画がかっこよくて。あと、トラウマ級に怖かった怪奇漫画「赤い爪あと(菊川近子)」の原画が見られたのもよかった。いやほんと、まじでこわかったよなあ、これ。

まあ、私にはオタク気質というものがほとんどないので、偏執的にこだわりを持つ作品もなく、非常にゆるい懐古心だけで見に行っただけなので、むしろ展示を見て「ああ、こういう作品あったあった」と思い出したにすぎないのだけど、さすがにこのようにボリュームのある展示で青春の思い出を差し出されるとキュンキュンしちゃったわ。

会場には大量の元・少女がいて、独特の和気あいあい感に包まれた雰囲気もよかった。

 

写真は、会場外に飾られていた、歴代表紙を並べたパネルの一部。

 

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