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うだうだと考える日記

読んだ本や観た映画、日々の雑事のあれこれ ネタバレはないはず。

岡村靖幸2015 FALL〜WINTER TOUR「愛の意味」

音楽

11月5日大阪フェスティバルホールで、岡村ちゃんとのDATEで大阪ベイベになってきた!
いやー最高、岡村ちゃん。19時開演で、終演は実に3時間20分後の22時20分。
そりゃ全盛期に比べるとダンスのキレは多少落ちてるかもしれないけど、熱のこもったギターやキーボードの弾き語り、最後まで全く衰えない声量、森光子のでんぐり返しのように後世に語り継がれるに違いないステージ上での側転、すべてが熱量髙すぎで、同じ空間にいると思うだけで濡れまくり(瞳が)。ほんとよかった。また行く。

 


ぶーしゃかLOOP - YouTube



1970年前半生まれのわたしら世代だと青春時代にハマった人も多いと思われる岡村靖幸
圧倒的に軟派な歌詞とキャッチーなメロディ、狂ったような岡村ダンスで、いまだ発展途上的な旧世代文化を引きずりながらも何か新しいことが始まる予感をたっぷりはらんでふわふわと膨らみきった、あの1980年代に唯一無二の個性を輝かせていた岡村ちゃん

といっても私は当時からベイベだったわけではないんだけど、硬派ぶらず、男臭くなく、偉ぶらず、羞恥や言い訳を交えずに女の子への愛をひたすらストレートに歌う楽曲はやっぱりすごい新鮮だったことを覚えてる。時代的にそういうのってまだ少なかったから。男が女を守る、というような文脈ならいざしらず、単に「好き」とか「可愛い」とかいうようなメッセージをてらいなく発する感性というのが。恋愛は女の仕事でしょ、みたいな空気の中で、こんなことゆっていいんや男が、という驚き。痺れた。もっと言え! と思った。

君がだいすき あの海辺よりも大好き 甘いチョコよりも
こんなに大好きなものはそうはないよ
だいすき〈1988年〉

彼女のLOVE、SEX、KISS 朝からずっと待ってる。
イケナイコトカイ〈1988年〉

きっと本当の恋じゃない 汚れてる 僕の方がいいじゃない
同級生だし、バスケット部だし 実際青春してるし、背が179!!
聖書(バイブル)〈1988年〉

女の子ってか弱いもんね だからかばってあげなきゃだめだよ できるだけ
だけど全然 君にとって そんな男になれずじまいでごめんなさい
カルアミルク〈1990年〉

 
2010年代に入ってから発表された楽曲でもそのスタンスにブレはなし。
1980年代の楽曲と区別がつかないほど。

ミニ履く子 いつも気になるよ
だから電話もかけずに会いに行こう
ビバナミダ〈2013年〉

彼氏になって優しくなって しなやかなキスしたい
魂がそっとふるえるような 恋は瞬発筋でスマイルしちゃうんだぜ
彼氏になって優しくなって〈2014年〉

君がいた青春はあの頃のまま光ってる
いつまでも人生は きっと大事なのは最高の恋
ラブメッセージ〈2015年〉

ステージ上の弾き語りでは今回のツアーテーマの「愛の意味」に合わせて即興演奏を披露してくれた岡村ちゃん。「え、愛の意味、君は知らないの? じゃ、僕と同じだね!」だって。きゅん。

かつて、男の子だって女の子に理由なく愛を語っていいと教えてくれた岡村ちゃんは、当時のままのテンションで、50歳を超えたって(たぶん23歳の気持ちで)ずっとストレートに愛を語り続けていいよと全身で教えてくれている。なんて素敵な宣教師なのか。あ〜本当に素敵だった。