うだうだと考える日記

読んだ本や観た映画、日々の雑事のあれこれ ネタバレはないはず。

2018年に観た映画の超個人的感想

■2018年マイベスト!『15時17分、パリ行き

2018年ベスト。隅から隅まで好き。実際に列車の中で起きたテロ事件を題材に、実際の事件の関係者を多数俳優として起用した異色作。詳しい感想は別途書く。

 

■2018年のベスト王!『バーフバリ 王の凱旋』

バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!
最高すぎる。まじでかっこええ。バーフ様最高。マヒシュマティよ永遠に。象をワイルドかつエレガントに馴致した神々しいお姿を見た瞬間からあなたの虜です!!!! 愛してる!!!!
関連作は以下を観た。全部最高。

 

▷▷▷『バーフバリ 伝説誕生(マサラ上映)』
ジャイホー! 王の凱旋に比べると息子は未熟すぎるけど、でも面白かった。戦争シーンも対戦シーンも最&高。マサラ上映初体験だったので、クラッカーを10個ぐらいしか持って行かなかったのだけど、あほやった。100個でも足りない!!!!! 神戸国際松竹では劇場初のマサラ上映ということだったが、スタッフも親切で泣けた。ほんとうにありがとうー。サホレ!バーフバリ!!!

▷▷▷『バーフバリ王の凱旋・完全版』
バーフバリに恋したその日からYouTubeで動画を見すぎて、どれが完全版だけの映像なのか全然分からなかったけど、とにかく最高だったことは間違いない。完全版だろうとそうでなかろうと、バーフバリの前にバーフバリなく、バーフバリの後にバーフバリなし。いつ見ても最高で泣けるし濡れる。辛いことがあってもわたし、バーフさまの髪が風になびく姿を思い浮かべるだけで生きていける!

 

■2018年のベスト変態『素敵なダイナマイトスキャンダル

いい。よい。GOOD! 柄本佑、最高か!
尾野真千子と原作者の末井昭が歌う奇妙な主題歌(菊地成孔作曲)が耳に残る。女、女、女に依存するマザコンカルチャー映画。柄本佑演じるヘンタイ編集者は、最初はおどおどした若者なのに、最後は心から笑わない苛烈極まりないヘンタイになっていく。その変節を、明示的ではなく描いているのがよい。そして、いつどこでみても前田敦子はよい。尾野真千子もよいが、犬を抱いてるあっちゃんにグッときた。もっと出して欲しかった。三浦透子もよい。よすぎた。

 

■2018年のベスト詩情『君の名前で僕を呼んで

映像といい音楽といいセリフといい、センスありすぎてむかつくぐらいいい。これでもかというほど男子同士イチャイチャ見せつけられてキュン死しそうになった。オリヴァーくんのショートパンツが短すぎるのが実にけしからん! とはいえ、男子同士の純愛の蚊帳の外に置かれ、決して崇高で唯一の存在になれず、代替品として消費されるのにあくまで健気なガールフレンドの存在には身につまされた。長いエンディングの余韻がいつまでも心に残る。

 

== 普通によかった映画 ==

 

『マンマ・ミーア ヒアウィゴー』

出てくる女がほぼ全員ビッチで、かつチャーミングという素敵な映画。ビッチ映画として「ELLE」に次ぐオールタイムベスト2の称号を与えたい。男子もみんなイケメンで目に優しい。ミュージカルにつき、観てると楽しくて体が自然に動く。見心地はインド映画の『恋する輪廻』のよう。この映画で唯一、ビッチではない娘がちゃんと幸せになれるかどうかが心配だが。

 

『クレイジー・リッチ』

2018年の夏にちょうど家族でシンガポール旅行したので、すごいタイムリーやった。中1の娘と一緒に観て、興奮して、笑った。最初から最後までテンポ抜群で抜群に面白い。アジア人100%のキャスティングのハリウッド映画という点も素晴らしい。が、お話としては結婚をゴールにしたウェディングムービーである以上、結婚以降のことに思いをめぐらせざるを得ずモヤモヤしてしまう。原作も読みたいが、読むのか、わたし?

 

オーシャンズ8』

これも中1の娘と一緒に観た。ベスト・オブ・成長期の娘とみる映画。ゴージャスな女たちが活躍して華麗なる犯罪をなしとげる爽快痛快ムービー。

 

孤狼の血

血湧き肉躍る、わしら孤狼じゃけん!
広島を舞台にしたオールドスタイルのヤクザ映画と思いきや、モダンにアップデートされたネオ無頼映画であった。ついつい原作も読んでしまった。原作を読ませてしまう映画はよい映画。原作は(映画とは違って)ちゃんと整合性のあるお話だったのでこれまた面白かった! 得した。

 

寝ても覚めても

生まれて初めて映画のエキストラに応募して、神戸の美術館で東出昌大とすれ違うシーンを撮ってもろたのに、まったく、0.1秒も使われなくて残念やった。わざわざ舞台挨拶付きのプレミアを観に難波まで行ったのにwww 全体として奇妙なタッチではあるけど、あの原作の映画化としてはかなりいいと思う。というのも私は原作がすごく好きなのだ。けど、あの原作(読めば分かる)を、まさかこんな風に映像化できるとは思わんかった。東北のくだりはいらんかったように思うけど。この映画は何しろ唐田えりか。ほんとうに唐田えりかの空虚な目はすごかった。それを見いだした監督の慧眼やな。

 

『焼肉ドラゴン』

最高によいシーンと最高に不快なシーンが共存している映画。家族の物語だが、三姉妹を演じる女優の配役が微妙(に悪い)。ええ女優つかってるのにな。しかし、お父さんを演じる韓国人俳優、キム・サンホは掛け値なしに素晴らしかった。全体としてはいいけど、ところどころ、どうしようもないダメさが散見されてバランスが悪いけれど、そこがいい、といえばそういえないこともない。全体としてはいいような気がする。

 

 

== いい映画なのに覚えてないやつ ==

 

ペンタゴン・ペーパーズ』
いい映画やったよ! でもまじで詳細を覚えてない……。ごめん。

 

『英国総督最後の家』

よいという話を聞いて見にいって、たしかに「いい映画だ!」と思った記憶があるのに、やっぱり全然覚えてない。自分の好みではなかったみたい。こういう良作が記憶に残らない自分が悲しい。

 

 

 ==  微妙〜〜な映画  ==

 

キングスマンゴールデンサークル』

あほくさいながらも面白い映画ではあったのだけど、ロンドンで地下組織として長く継承されてきた由緒あるスパイ機関、とやらが舞台になっていながら、劇中でそのレガシー(とされるもの)が容赦なくぶち壊されていくのが辛すぎて、そりゃあ、映画として意外性を狙って観客を裏切っていくという振る舞いは、サプライズとしてアリなのかもしれないけど、それではいかにも愛がなさすぎではないか、と思ったりした。

 

ボヘミアンラプソディ』

天才フレディ・マーキュリーの魅力が全然丁寧に表現されていない点でどうしても映画に没入できないまま、世間の熱狂に取り残された。でも、クイーンの音楽が鳴ると、そういうのももうどうでもよくなるという。そないにモノマネがうまくなくてもええから、天才の映画では天才性の根源みたいなものを見せてほしいんやけどな。

 

== 気〜悪かった映画  ==

 

シェイプ・オブ・ウォーター

キモい。嫌い。てか、最初見終わったときは「これは吉本新喜劇やなー」と思って笑ってただけやけど、世間にラブロマンスだとして受容されていると知ってがぜんキモくなった。ラブロマンスとしては説得力ゼロでしょ。ギレルモ・デル・トロは『パンズ・ラビリンス』も苦手なので個人的に全く相性が合わない。あたしは、あの魚人は「Born Sexy Yesterday」やと思う。見た目がグロかったらそんな陳腐な話でもええのかというガッカリ感。

 

カメラを止めるな!

映画オタクがちまちま身内で楽しんでキャッキャしている感じに疎外感を感じて居心地が悪かった。あらまあ、そっちはたのしそーでいいですねーと鼻ほじりながらいいたい感じ。わたしはそもそも三谷幸喜とか宮藤官九郎みたいなチマチマした内輪ウケ狙いの「ウェルメイド」が嫌いで、これもその系譜やと思う。でも、ヒットしたことはめでたいと思います。役者はすごいよくて、監督、その妻、その娘にはたいへん好感を持ちました。

 

『斬、』
平成も終わろうというのに、なんでフロイト先生のファルス的精神分析世界をみせられなあかんのか。というぐらい男根メタファーに満ちあふれた男根映画。そして、何も始まらないまま終わる。とりえあず女に叫ばせるのも最低か。きもー。きもー。短いのが美点。ファルスではなく上映時間が。